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さくら隊、散る 監督 新藤兼人 原作 江津萩枝「櫻隊全滅」 ドキュメンタリーと創作とを ちょうど良いバランスで構成した見事な映画。 昭和20年8月6日、広島で原爆にあった移動演劇隊 “さくら隊”、その隊長である俳優、丸山定夫を中心に、 彼らのその前後の行動を追う。 新藤兼人は江津萩枝の『櫻隊全滅』を土台に、 関係者へのインタビューと 彼らの証言をもとに作り上げた再現ドラマとで、 その悲劇の再現を試みている。 宇野重吉の最後の姿を捉えた映画でもある。 やはり末期ガンで調子が悪そうなのだが、 頭は非常にしっかりしており、言葉に内容にも 澱みがない。当時は政府からの弾圧が厳しく 日夜、警察に追われる日々だったと回想している。 苦楽座の強制的な解散を余儀なくされ、 演劇を続けるために、移動演劇の道を選んだ 丸山定夫。(写真3) 昭和20年6月20日、さくら隊は広島に着任。 丸山定夫は湿性肋膜炎に冒され、 昭和20年7月の鳥取、島根などの 公演はかなり無理を押して行なっていたようだ。 岡山公演の目処がつかず、不足したメン
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